イッヌ
マサフジ
2018年09月20日(木)にGoProから新作の発表がありました。
その名もGoPro HERO7!
面白いことにHERO7はWhite(エントリー)/Silver(ミドル)/Black(フラッグシップ)の3モデル販売、09月27日(木)発売です。
とまぁ話題沸騰中のGoPro HERO7なんですが、今回は「HERO7で追加された新機能や結局どれを買えばいいの?」についてお話していきます。
- HERO7 White/Silver/Blackのスペック
- HERO7の新機能・バージョンアップした点・HERO6と変わらなかった点
- あなたにピッタリのGoProが見つかります!
この記事の目次
GoProを選ぶ上での選択肢
GoProを購入する上で選択できるのは
- モデル
のみです。
例えば、「HERO7 Black買おう!」・「HERO6 Black買おう!」とかそんな感じです。
GoPro選びは、iPhoneのように
- モデル
- カラー
- 容量
と細かく選べないのでご注意を!
GoPro HERO7 White/Silver/BlackとHERO6 BlackとHERO5 Blackのスペックの違いを比較
GoPro HERO7 White/Silver/BlackとHERO6 BlackとHERO5 Blackのスペックを下の表にまとめました。
【表作成中】
新しいGoProに熱が入りすぎて色々書き込んでしまったので、見づらい表になっちゃいました…
注目して欲しい項目を、「新機能」・「HERO7になってバージョンアップした点」・「HERO7になっても変化しなかった点」の3つに分けて紹介します。
新機能
GoPro HERO7から新たに6つの機能が実装されました。
- HyperSmooth
- ライブストリーミング対応
- スーパーフォト
- 縦向き
- 写真タイマー
「HyperSmooth」ぬるっぬるの動画が取れる驚異の手ぶれ補正
GoPro創業者であり現CEO(企業の決定権を持つ人)のニック・ウッドマンは「HyperSmoothはジンバルキラーだ。」と発言しました。
これには僕も笑っちゃいました。だって、GoProが純正ジンバル(Karmaグリップ)を販売しているのに、売る気無いのかよって。(笑)
HyperSmoothの威力は、現CEOが自社ジンバルの売上にダメージを与えかねない発言をしてしまうほど凄まじいものです。
まぁ僕がとやかく言ってもしょうがないので、実際の映像を見てください。
チェストマウントで激しい動きのある映像を撮影してもこのぬるっぬる感。
ニック・ウッドマンがあんな発言をしてしまうのも無理ないですね…(笑)
ついでなんで↓の動画も見てみてください。
7:16~カメラをわざと振り子のように振って撮影しているシーンが有るんですが、これが凄すぎて感動すら覚えました!
「ライブストリーミング対応」 Facebookライブなどでリアルタイム配信が可能に!
ついに、GoProがライブストリーミングに対応しました。
これによって、スキーやツーリングや釣り等の映像をリアルタイムで配信することが可能に!
海や山等の過酷なシーンでもFacebookライブやYoutubeライブで気軽に配信できるのは嬉しい限りです。
夜でも綺麗な映像で、内蔵マイクも劇的に改善され、ジンバル無しでこの手ぶれ補正には度肝を抜かれました。
まさかこのレベルの映像をリアルタイムで配信できるようになるとは…
Wi-FiやBluetoothが数多く入り交じる新宿での撮影だったそうなので時々乱れているのですが、開けた海や人が少ない山ならもっとスムーズな映像が配信できると思います。
一般的にアクションカメラは人や電波が多い街よりも、人や電波が少ない自然で使用することが多いと思いますので映像の乱れに関する心配は不要です。
GoPro HERO7 Blackライブストリーミングはインスタライブ対応?
「スーパーフォト」どんな環境下でも自動で美しい写真を生成
早速比較した写真を見てほしいのですが、僕のようなド素人が見ても写真の違いは一目瞭然です。
通常の写真では空の右側が明るすぎて白とびしてますが、スーパーフォトでは鮮明に記録されています。
以前のGoProでも編集さえすれば、このレベルに近い写真にすることも可能でしたが、とにかく編集のハードルが高すぎました。
ですが、スーパーフォトの登場によって無加工でプロレベルの写真を手軽に撮れるようになりました。
旅先でこのシーン良いなと思った瞬間に写真を撮って、難しい編集をせずともスマホからInstagramなどに一瞬でシェアできるのが最高ですね!
あ、あとHERO6 Blackは色が青っぽく冷たい印象があった為に、食べ物が不味そうに見える現象がありました。
HERO7 Blackになって緑や全体のトーンが明るくきれいになったので
あぁ…HERO7 Blackほしいよ…(笑)
「TimeWarp」歩きながら滑らかなタイムラプスが撮影可能
イメージするならば、枚数がそんなに多くないパラパラ漫画みたいな感じです。
HERO7からの新機能であるTimeWarpは、HyperSmoothの効果もありカクツキがない早送りをしたかのようなタイムラプスを撮ることが可能です。
再生速度は2倍~30倍まで選択可能で、撮るシーンによって使い分けてみるのもおもしろいですね。
カメラを固定して撮影するタイムラプスは、今までどおりのタイムラプス撮影で良いと思いますが、撮影者に動きがある場合はHyperSmoothを使用した滑らかなタイムラプス撮影が最適です!
「縦向き」Instagramのストーリーで大活躍
今までのGoProは撮影後に、動画の向きを編集して変えなければなりませんでしたが、HERO7からはそのような煩わしさが一切なくなりました。
縦向き撮影が可能になったことで、Instagramのストーリーなどで活躍する場が飛躍的にUP!!
インスタライフが捗るわ捗るわ。
「写真タイマー」待望のセルフタイマーがGoProに
「写真タイマー」という名前ですが、いわゆるセルフタイマーです。
録画(決定)ボタンを押してから、一定時間後に自動で写真を撮ってくれるやつ。
今までなんでこの機能無かったんだろう…というのが疑問ではありましたが、新機能の追加は嬉しいですね~。
ちなみに、HERO6 BlackやHERO5 Blackでも写真タイマーのように自動で撮影することは可能でしたが、何枚も何枚も写真を撮ってしまうのが欠点でした。
やたらめったらに写真を撮らないので済むので、メモリーカードに優しいですね!
写真タイマーで良い写真を残すには、撮影後すぐに撮れた写真を確認するのがおすすめです。
バージョンアップ
HERO7は新機能が追加されただけにとどまらず、元々あった機能も向上しました!
- 値下げ
- 軽量化
- ビデオがより高画質
- 音質大幅改善
値下げされGoProの敷居が低くなった
モデル | 価格(税込み) [円] |
---|---|
HERO7 Black | 53,460 |
HERO6 Black | 59,000 |
安くなったとはいえ5万円をオーバーしているので、軽い気持ちで購入することはできませんが、この機能でこの価格はGoProさんも頑張ってくれたなぁと感心しています。(笑)
GoProはどうしても敷居が高いイメージがありましたが、今回のコストダウンでGoProの敷居は格段に低くなりましたね!
HERO6→HERO7へ1gの軽量化に成功
モデル | 重さ [g] |
---|---|
HERO7 Black | 116 |
HERO6 Black | 117 |
ビデオがより高画質に!
「フレームレートと画素数がアップしてないのになんで画質がアップしたの?」と思った方もいるかも知れませんね。
目の付け所が鋭いですね!
しかーし!!!こちらの最大ビデオビットレートの表を御覧ください。
モデル | ビデオビットレート [Mb/s] |
---|---|
HERO7 Black | 78(4K) |
HERO6 Black | 60 |
HERO6 Blackのビットレートは60[Mb/s]で、HERO7 Blackは78[Mb/s](4K)です。
勿論HERO6 Blackの4K素晴らしいんですが、HERO7 Blackはそれ以上に美しい4K映像を取ることが可能になりました!
「ビットレートについて詳しく知りたい!」と思われた方はこちらの記事をどうぞ。
参考
フレームレートとビットレートと画質についてのお話DRONEOWNERS
本体マイクの音質が大幅改善
モデル | 音声 |
---|---|
HERO7 Black | トリプル |
HERO6 Black | ステレオ |
防水仕様になると同時に、音がこもる副作用も…
防水なんだからそれくらい我慢しろ、と言われてしまえばそれまでですが、聞く人によっては外部マイク必須レベルの音だと感じてしまうほどでした。
HERO5 BlackからHERO6 Blackになっても、音は改善されず…
ついに!念願かなって、HERO7 Blackでマイクの性能が大幅に改善!
HERO5・HERO6で気になってた音のこもり具合や手持ち時の摩擦音が大幅に軽減され、外部マイクが無くともしっかりと聞き取れるクリアーな音に生まれ変わりました。
いやーこれには素直に感動。(笑)
外部マイクをせずとも声を聞き取ることが可能なレベルまで音質が向上したのは、きっと多くのプロも満足しているんじゃないでしょうか?
HERO6からHERO7になっても変化しなかったこと
大幅な進化を遂げたHERO7ですが、中にはHERO6から変更されなかった点もありました。
変更されなかったから残念~というわけではなく、中には変更されなくて良かった点もあるので詳しく紹介していきます。
寸法・規格(サイズ)
モデル | 寸法 [mm] |
---|---|
HERO7 Black | 幅 62.3 x 高さ 44.9 x 奥行き 33 |
HERO6 Black | 幅 62.3 x 高さ 44.9 x 奥行き 33 |
これは変更されなくてよかった点です。
変更されなかったので、HERO5 BlackやHERO6 Blackで使用していたハウジングやバッテリーがそのまま使用可能です。
わざわざ買い替えたり、買い足したりする必要がないのは経済的ですね。
写真の画質
表からわかるようにHERO6とHERO7の画素数は12MP(1200万画素)で変わりませんでしたね。
画質は変わらなかったものの、スーパーフォトやHDR等によってHERO6 Blackよりも美しい写真を撮ることが可能になりました。
動画のフレームレートや画素数
HERO6の登場で、4Kのフレームレートが向上しましたが、今回は変化がありませんでした。
フレームレートに変化が無かったものの、最強の手ぶれ補正の登場によってHERO5→HERO6の時よりも素晴らしい映像の撮影が可能になりました。
本体の防水性能
本体防水はHERO5 Blackの時から変わらず10m防水です。
ハウジング無しで海で撮影できるのは嬉しいんですが、副作用でマイクで拾う音がこもるようになってしまいました。
HERO7になってようやくマイク問題も解消されたので、本体防水による副作用も無くなったと言っても過言ではないと思います。
音声起動
HERO6 Blackの時から搭載された音声起動。
GoProに「GoPro 電源オン」と呪文を唱えるだけで、GoProの電源をオンにできます。
ウィンタースポーツ・マリンスポーツ・ツーリングなどで両手がふさがっている時でも撮り逃がすこと無く撮影できるのが、GoProの強みですね!
GoProの音声コントロールが超便利!対応機種やセリフ、やり方を徹底解説!
どのGoProを選べばいいの?
iPhone同様に種類が豊富になり過ぎたGoProですが、結局どのGoProを選べばよいのでしょうか?
それぞれのモデルに向いている人を紹介しますので、あなたにピッタリのGoProを見つけてくださいね!
GoPro HERO7 Whiteが向いてる人
- 価格/軽さ最重視の人
- セルフタイマーだけあれば事足りる人
- ステータススクリーンを生理的に受け付けない人
極力無駄を省き、コストダウンしたGoProのエントリーモデルで、HERO6 Blackには無かった縦向き撮影・セルフタイマーにも対応しています。
無駄を省くどころか、必要な機能まで省いちゃってんじゃん…といのが僕の感想です。
バッテリー内蔵/標準手ぶれ補正/Protune非対応/MAX1440p60fpsまでの対応だったりと物凄く酷いスペックなので、GoProの良さを出し切ることは間違いなく不可能ですね。
下手にGoPro HERO7 WhiteやHERO7 Silverの購入を考えているのであれば、旧フラッグシップモデルのHERO5 Blackを購入するのが無難だと思います。
GoPro HERO7 Silverが向いてる人
- HDRで白飛びや黒つぶれの少ない写真を手軽に撮りたい人
- ステータススクリーンを生理的に受け付けない人
4K撮影はかろうじて可能なものの、全てにおいて中途半端なのがHERO7 Silver。
音声はモノラルでまともに聞けるものではない挙げ句、外部マイク非対応なのが痛すぎます。
先程も言いましたが、もしあなたがWhite/Silverの購入を検討しているのであれば、悪いことは言わないからその選択を直ちに辞めてHERO5 BlackかHERO6 Blackを買ったほうが絶対良い!
GoPro HERO7 Blackが向いてる人
- アクションカメラの購入を検討しているすべての人
- 驚異的なぬるっぬるの4K60fpsのビデオを撮りたい人
- 見る人を魅了する美しい写真を撮りたい人
- 最先端のアクションカメラを存分に楽しみたい人
HyperSmoothのぬるぬる動画気持ちよすぎます。
スーパーフォトのプロレベルの写真美しすぎます。
マイクで拾った音聞き取りやすすぎます。
HERO6 Blackは不満点もちらほらありましたが、HERO7 Blackは機能向上によって不満点も皆無と言っても過言ではないくらいです。
あえて不満をいうなら価格ですね。
4万円台にしてくれれば言うことなしです!
GoPro HERO6 Blackが向いてる人
- 可能な限り広い画角の強力な手ぶれ補正が効いたビデオを撮りたい人
- 4K60fpsを手軽に楽しみたい人
- ズームができて美しいビデオが撮れるカメラが欲しい人
旧モデルになってしまったものの、HERO6 Blackで撮れる映像レベルは非常に高く、きっと多くの方も満足できるレベルかと思います。
HERO5 Blackより向上した手ぶれ補正を手軽に試せるようになったのが嬉しいですね!
HERO6 Blackは4K60fps/手ぶれ補正(アドバンス)/ズーム等など機能的にまだまだ優秀です。
GoPro HERO5 Blackが向いてる人
- コスパ最重視の人
- GoProの良さを手軽に楽しみたい人
- HERO5Blackにしか無いビデオの視野角を撮りたい人(中間・狭角)
え?2世代も前のモデルって古すぎんじゃん、そう思われる方もいらっしゃるかと思いますが全くもってそんな事ありません。
SNSでのシェアや旅先での撮影をする程度でしたらGoPro HERO5 Blackでも十分活躍してくれます。
ちなみに僕のHERO5 Blackは釣り動画の撮影などの際、現役で大活躍中です!
まとめ
HERO6からHERO7になって画質こそ向上していないもの、カメラ初心者でもプロレベルの撮影が可能になったかぁ、というのが第一印象でした。
HERO5 BlackからHERO6 Blackになった時、正直そんなに魅力を感じませんでしたが、今回は魅力しか感じません。(笑)
HERO7になってGoProの可能性を改めて認識しました。
早いとこお金貯めて、僕もHERO7 Blackを購入したいと思います!!