- そもそもSIMカードとは何か
- 格安SIMとは何か
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 格安SIMに向いてる人・向いてない人
- 格安SIMの2通りの選び方
もっちゃん
マサフジ
やほー!格安SIMで絶賛節約中のマサフジ(@fuji4ko)です。
年間で50,000円自由に使えるお金が貰えたらあなたは何に使いますか?
大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば、今よりずっと月額料金をおさえられます。
au → WILLCOM → 楽天モバイル → ワイモバイルの乗り換え歴を持つ僕が、あなたの「格安SIMって何?」「格安SIMのメリットやデメリットは?」「格安SIMに向いてる人と向いてない人は?」などの格安SIMに関する疑問を解決!
キャリアショップの販売員さんの説明が難しいと感じる人でもわかりやすいように格安SIMについてシンプルに解説します。
大丈夫!あなたが思っているよりも遥かに格安SIMのハードルは低いですよ!
格安SIMとは?
SIMカードとはモバイル通信に利用する小型ICカード
格安SIMについて知る前に「SIMカード」について知っておきましょう。
SIMカードとは(Subscriber Identity Module Card)の略で、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやiPadなどのタブレット端末などの中に入っているICカードの事をいいます。
モバイル回線を利用してインターネットや電話をする場合、SIMカードが必要になります。
ちなみにSIMカードの入ってないスマホでもWi-Fiに接続中であれば、モンストなどのアプリやLINE電話などのIP電話は利用可能です!
格安SIMとはMVNOとサブブランドのこと
通信設備を持つ通信事業者を「MNO」、MNOから通信設備を借りてサービスを提供している通信事業者を「MVNO」といいます。
「mineo」「LINEモバイル」「楽天モバイル
」などがMVNOにあたり、MVNOは数百社あるといわれています。
また、UQモバイルはauが、
ワイモバイルはSoftBankが自ら運営しており、MVNOではなく「サブブランド」です。
MVNOとサブブランドは大手キャリアよりも低価格で通信サービスを提供していることから、一般的に「格安SIM」と呼ばれています。
簡単に言えば、格安SIMとは大手キャリア以外の通信事業者のこと。
格安SIMは大手キャリアの通信設備を利用しているので、通信可能エリアはキャリアと全く同じです。
SIMカードは「データSIM」「音声SIM」の2種類
もっちゃん
マサフジ
SIMカードには「データ通信のみ」のデータ通信SIMと「データ通信+音声通話」の音声通話SIMの2種類があります。(これ以降、データ通信SIM=データSIM、音声通話SIM=音声SIMとよびます)
mineoで言えばシングルタイプが「データSIM」でデュアルタイプが「音声SIM」です。
データSIM(データ通信SIM)の特徴
データSIMはデータ通信のみ使えるSIMで、ガラケーやスマートフォンでかけられる普通の電話「音声通話」はできません。
GmailなどのメールやChromeなどのWEBブラウザ、LINEなどのアプリは利用できます。
SMSと電話ができる音声SIMに比べ月額料金が圧倒的に安いプランが多く、データ通信SIM + Skypeの合わせ技で、月額料金を安くしつつ通話も行う強者もいます。
プランによってはSMS(ショートメッセージサービス)も使える通信SIM(SMS付データ通信SIM)もあります。
FacebookやLINEなどの一部アプリでは、新規にアカウントを取得する際、SMSを使った認証が必要になるのでSMS付データ通信SIMを使えば利用できます。
音声SIM(音声通話SIM)の特徴
音声SIMはデータ通信に加え、音声通話も使えるSIMです。
キャリアで契約する通常のガラケーやスマホと同じく、090、080、070で始まる携帯電話番号を持てます。
MNPを使えば、キャリアで使ってた電話番号をそのまま音声SIMの電話番号として使えます!
これにより、他社への乗り換えが簡単になりました。
SIMカードは3サイズ「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」+全サイズ対応「マルチSIM」
SIMカードには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類のサイズと全サイズに対応した「マルチSIM」があります。

出典:SIMカードの種類・サイズとサイズ変更方法│価格.com
サイズは標準SIM > microSIM > nanoSIMの順番で大きく、機種によりSIMカードのサイズが異なるので、利用する端末のSIMサイズの確認が必要です。
SIMカードのサイズは交換可能(事務手数料がかかります)ですし、SIM変換アダプターを使えば小さいSIMでも別サイズのSIMとして使えます。
もっちゃん
マサフジ
標準SIMの特徴
標準SIMは現在使われてるSIMカードの中で最も古くて大きいSIMカードです。
標準SIMはかなり古い端末やらくらくケータイ、キッズケータイなどに多く採用されています。
現在は、ほとんど使われていません。
microSIMの特徴
microSIMは標準SIMよりもコンパクトでnanoSIMよりも大きい中間のSIMカードです。
microSIMは2012~2014年頃のスマホに多く採用されています。
現在は、主にガラケーに使われています。
nanoSIMの特徴
nanoSIMは最も小さいサイズのSIMカードです。
nanoSIMは現在販売中のスマホに多く採用されています。
現在は、ほとんどのスマホに使われていて、今後さらに増えると予想されています。
マルチSIMの特徴
マルチSIM(マルチカットSIM)は標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類のサイズに切り離して使える全サイズ対応のSIMカードです。
主にUQモバイルなどのau回線を利用した格安SIMに採用されています。
格安SIMのメリット
格安SIMはおおまかに以下のメリットがあります。
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数で言えばデメリットのほうが多いのは間違いありませんが、それらを踏まえても格安SIMのメリットは非常に大きいように感じます。
月額料金が安い
格安SIMに乗り換える最大のメリットは間違いなく月額料金の安さ。
勿論契約するプランによって変わりますが、多くの事業者では月額3000円しないで格安SIMを利用できます。
今の電話番号を引き続き利用できる
MNPに対応しているので、いま使っている携帯電話番号を引き続き格安SIMでも利用できます。
ただし、利用する事業者によっては申込みから数日間電話が使えなくなることもあるので確認しておくと良いでしょう。
最低利用期間が短く、不満があっても他社に乗り換えやすい
格安SIMのほとんどの事業者は1年程度利用すれば、その後解約や他社へ乗り換えても違約金は発生しません。
格安SIMにして万が一不満に思うことがあっても1年程度利用すれば、違約金は発生しませんし更新月を気にせずいつでも自由に他社へ乗り換えできます。
2年縛りや4年縛りによる心理的負担はかなり重いので、それらの負担がないのは僕たちユーザーにとっては凄くプラス要素です。
2年ごとに2ヶ月間だけ解約金(契約解除料)がかからない契約更新月が訪れ、解約等の申請を行わない限り自動で2年契約が更新されます。
契約更新月ではないタイミングで解約や他社へ乗り換えると1万円前後の解約金が発生します。
格安SIMのデメリット
格安SIMはおおまかに以下のデメリットがあります。
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数で言えばメリットよりもデメリットの方が多いですが、いずれの理由も格安SIMに乗り換えない決定的な理由にならないと少しでも感じたなら、格安SIMに移行した方が良い可能性は高いと思います。
自分で手続きや設定する必要がある
格安SIMは大手キャリアのように手続きや設定を販売員さんに丸投げできないので、自分で手続きや設定をする必要があります。
どの事業者にも公式サイトで手順を解説していると思いますので、解説どおりにやれば初期設定はさほど難しくはありません。
大手キャリアのメールアドレス(キャリアメール)が使えない
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、今まで使用していたキャリアメールが使えなくなります。
docomoの「~@docomo.ne.jp」、auの「~@ezweb.ne.jp」、SoftBankの「~@softbank.ne.jp」等がキャリアメールです。
キャリアメールでメルマガなどのサービスに登録していた場合、格安SIMに乗り換える前にGmailやYaho!メールなどのフリーメールに変更しておく必要があります。
通信速度が遅くなる傾向がある
格安SIMは大手キャリアから通信回線を一定の帯域だけ間借りしているので大手キャリアに比べると通信速度は遅いです。
格安SIMの月額料金が安い理由はいくつかあると思いますが、そのうちのひとつがこれ。
休み時間にスマホをいじるユーザーが増える昼はとくに、通信速が遅くなる傾向があります。
Huluなどの動画視聴には向きませんが、LINEでトークを送受信したりTwitterのタイムラインを眺めてる程度であればほとんど気になりません。
ちなみに、Wi-Fiに接続して動画を再生したり、Huluのダウンロード再生機能を使えば、通信速度が遅くなりがちな昼でも滑らかでストレスフリーな動画視聴を楽しめます。
料金の支払方法がクレジットカード決済のみ対応が多い
大手キャリアであればクレジットカードで支払う「クレジットカード決済」や毎月の料金を自動で支払ってくれる「口座振替」などの支払い方法がありますが、格安SIMはクレジットカード決済のみ対応しているところが多いです。
クレジットカード決済のほうが、ポイント貯まるし手続きも楽なので良いと思うんですが、口座振替など他の支払い方法を希望する場合は、選べる事業者は少なくなるので注意です。
店舗数が少なく対面サービスが受けにくい/アフターサービスが手薄
格安SIMでも実店舗を展開している事業者はいくつかありますが、安い料金を実現させるために実店舗すら持たないところも多いです。
店舗があったとしても、大手キャリアに比べると圧倒的に店舗数は少なく、サポートや相談は電話やメール、チャットが基本になります。
ホームページに書いてあることや僕が言ってることが全くわからず、対面サポートが必須の方は格安SIMではなく、サポートが充実している大手キャリアにとどまったほうが良いかもしれません。
逆に、大手キャリアと契約後、契約更新時やスマホの買い替え時くらいしかキャリアの窓口に訪れなかった人は格安SIMに変えても特に大きな問題はないと思います。
格安SIMに向いてる人
格安SIMは多くの人に向いています。
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特に上記のいずれかに当てはまった人は、今すぐ格安SIMにしたほうが絶対良いです。
とにかく料金を安くしたい人
月額の料金を安くしたいと思っている人は格安SIMに向いています。
月々の料金が安くなるので、今まで型落ちのモデルで我慢していた人も浮いたお金を最新スマホの購入費にまわせます。
勿論プランやオプションによりますが、月々2000円~5000円、年間24000円~60000円程度安くなります。
Wi-Fi環境が周りに多くある人
自宅や職場、外出先に接続できるWi-Fi環境が多くある人は格安SIMに向いています。
Wi-Fiに接続すれば月々のデータ通信量を減らせるうえに、通信が集中するお昼時でも快適に動画再生やゲームができます。
Wi-Fiに接続→快適に動画やゲームを楽しめる→月々のデータ通信量を減らせる→月々のデータ通信量が少ないほど格安SIMはお得→格安SIMに向いてる
目安は月々のデータ通信量15GBで、月15GBも使わない人は格安SIM、Wi-Fiに接続してもそれ以上消費する人は大手キャリアがおすすめです。
初めてスマホを使う人
初めてスマホを持つ人は格安SIMに向いています。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えない人の多くは手続きやメールアドレスの変更が面倒だからという理由で乗り換えを断念している人が多いので、最初から格安SIMを利用するのが良いと思います。
格安SIMに向いてない人
格安SIMは多くの人に向いてますが、中には格安SIMに向いてない人もいます。
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上記のいずれかに当てはまった人は、「大手キャリアにしときゃ良かった…」って後悔しないためにも格安SIMの利用を慎重に検討したほうが良いかもしれません。
料金が高くても全く気にならない人
月額料金が高くてもノーダメージだし全く気にならないという人は格安SIMに向いてません。
月額料金よりも通信速度や安定感を再重視している人は格安SIMにするメリットがあまりなく、大手キャリアの方が向いています。
ただ、料金が安くなって嫌だなと思う人はいませんよね?
キャリアメールを絶対に使いたい人
キャリアメールを使い続けたいという理由は人それぞれだと思います。
「何が何でもキャリアメールを使い続けるんだ!」という人は格安SIMに乗り換えないほうが良いですが、キャリアメールを使い続けたい理由が「ガラケーの人にもメールを確実に届けたいから」という理由でしたら月200円かかってしまいますが、UQモバイルでも大丈夫です。
UQモバイルのメールサービス(200円/月)というオプションをつければ、大手キャリアと同様に使えるメールアドレス(~@uqmobile.jp)が使えるようになるので、ガラケーでPCメールをブロックしている人にもメールを届けられます。
ガッツリゲームをする人
基本的にはパズドラやツムツムのようなライトなゲームをメインでやっている人は格安SIMでもほとんど問題なく、PUBGや荒野行動などのFPSゲームをメインにやっている人は通信速度や品質が安定している大手キャリアが向いています。
また、どれくらいゲームをするのかによっても格安SIMか大手キャリアどっちが向いてるのか変わってきます。
移動時間中や家でもWi-Fiに接続せずガッツリゲームやる人は、ゲームがパズドラやツムツムであったとしても大手キャリアに向いてます。
逆に、ゲームはWi-Fi環境下や外で少ししかやらないよという人は、ゲームがFPSであったとしても格安SIMに向いてます。
いつでも対面サポートをして欲しい人
出先などでも店舗で対面サポートをして欲しく、毎月のようにキャリアショップへ行く人は間違いなく大手キャリアが向いています。
格安SIMはサポートや相談は電話やメール、チャットが基本でワイモバイルや
UQモバイルなどのサブブランドや楽天モバイル
などの実店舗や提携ショップが増えつつありますが、大手キャリアのキャリアショップに比べるとまだまだ少ないのが現状です。
格安SIMの選び方
「格安SIMのメリットとデメリットがなんとなく把握できたし、自分も格安SIMにしたい!」と思っても、どの格安SIM事業者を選んだら良いのかよくわかりませんよね?
僕も格安SIMに乗り換える時、何を選んだら良いのかよくわからずなかなか行動に移せませんでした。
SIMの買い方は大きく分けて以下の2つです。
それぞれについて簡潔に解説します。
格安SIMとスマホをセットで購入する場合
格安SIMだけでなく、スマホも新しく購入する場合は、SIMフリーのスマホの購入がおすすめです。
格安SIM事業者と格安SIMの契約をする際に同時購入するほか、ネット通販や家電量販店、アップルストアなどで購入したスマホを利用できます。
SIMフリースマホなら基本的にどの格安SIM事業者でも利用できるので、自分の条件にあった好きな会社を選んでOK。
念のため、購入予定の端末が利用したい格安SIM事業者で動作確認がされているか確認しておきましょう。
中古のスマホはトラブルの元なので、中古スマホに詳しい方だけ購入しましょう
格安SIM単体を購入し、今使っているスマホをそのまま使う場合
格安SIMだけを購入し、今のスマホをそのまま使う場合は、「SIMロック解除」をするかしないかの2通りあります。
また、SIMロックを解除した状態をSIMフリーといいます。
SIMロックを解除しないで利用する場合
使っているスマホがSIMロック解除に対応していない場合や面倒だからSIMロック解除せずに格安SIMを利用する場合は、選べる格安SIM事業者が絞られます。
例えば、auで契約したスマホをそのまま格安SIMで使う場合、auの回線を間借りしている格安SIM事業者ならSIMロックを解除しないまま乗り換えられます。
UQモバイル(UQ mobile)はauのサブブランド、ワイモバイル(Y!mobile)はSoftBankのサブブランドです。
SIMロックを解除して利用する場合
原則的に2015年5月以降に発売された機種がSIMロック解除できます。(一部例外あり)
スマホのSIMロックを解除した場合、どの格安SIM事業者でもデータ通信を行えます。
スマホと回線には相性があり、機種によっては音声通話ができない場合もあります。
なので、SIMロックを解除しても基本的には今まで利用してきたキャリア回線を利用している格安SIM事業者を選ぶのが無難です。
まとめ:月額の料金を安くするなら格安SIMで決まり!
- SIMカードとはモバイル通信に利用するICカードのこと
- 格安SIMとは大手キャリア以外の低価格でサービスを提供している通信事業者のこと
- SIMカードは2種類・3サイズ
- 格安SIM最大のメリットは月額料金の安さ!
- 格安SIMは小さいデメリットがいくつかある
- 格安SIMは多くの人に向いてるが、人によっては向いてない場合がある
- 格安SIM利用時、スマホを新調する場合はSIMフリースマホがおすすめ
- SIMロック解除しない場合、購入・契約したキャリアの回線を利用している格安SIM事業者しか選べない
もっちゃん
マサフジ
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