カメラ市場に「ウェアラブルカメラ(アクションカメラ)」という新ジャンルを開拓したGoPro。
今では世界中でGoProで撮影された動画がSNSやYoutubeでアップされています。
間違いなくカメラの歴史に名を刻んだGoProを創業したのが「ニック・ウッドマン」というアメリカ人サーファーです。
今回はGoPro創業者「ニック・ウッドマン」のプロフィールやGoPro開発の経緯についてまとめました。
世界中で大人気のGoProはどのようにして誕生したのでしょうか?
GoPro創業者ニック・ウッドマンのプロフィール
【写真】
性別 男性
生年月日 1975年6月24日
血液型 A型
出身地 アメリカ カリフォルニア州 サンタクララ群
学歴 カリフォルニア大学サンディエゴ校
職業 GoPro CEO(最高経営責任者) / 実業家
趣味 サーフィン / モータースポーツ(自動車レース等)
GoPro誕生秘話
アクションカメラの先駆者となった「GoPro」はどのようにして誕生したのでしょうか?
それではGoPro誕生秘話スタートです!
ニック・ウッドマンはアメリカ シリコンバレーのベンチャー企業に勤務していました。
しかし!1990年代末期から2000年代初期にかけて世界を激震させたITバブル崩壊の犠牲者になってしまいました。
勤めていた企業を離れることを余儀なくされます。
「会社」という時間の縛りから開放され、暇になったニックは2002年当時26歳の時オーストラリア・インドネシアに5ヶ月間のサーフィン旅に出ました。
出発前にGoProのアイデアが浮かび、試作機をサーフィン旅に持ち込んで使用することにしました。
35mmフィルムを使った防水性能を備える「使い捨てカメラ」を輪ゴムで腕に巻いたのがGoProの始まりでした。
ニックがGoProを作ろうと思った動機は、サーフィンをしている自分の姿を撮りたいというもの。
ビーチから望遠レンズを使ってサーファーの姿を撮影する技は当時からあったものの、サーフィンをしている人が見ている世界、ライブ感のある映像を撮る技術や製品はまだ存在していませんでした。
サーフィン旅から帰国したニックは「これはイケる!」と確信していました。
帰国後、家族から開発資金の援助を受けると同時にビーズやベルトを売って開発資金を集めることに。
集めた資金をもとに2004年にGoPro初代モデルの発売開始しました。
腕に巻きつけて撮るというスタイルを5年間続けてきましたが、ここでニックは気づきました。
「これではサーフィンの映像が撮れても、自分がサーフィンしている姿を撮ることができない。自分の姿は誰かに撮ってもらうしか無い。これでは普通のカメラと変わらないではないか。」と。
当時、サーフィンのみならず自動車レースにもハマっていたニックは、自動車のロールバーにカメラを取り付けるアイデアが湧き上がってきました。
手首につけて撮影するだけのGoProが、様々な場所にマウント(取り付け)して撮影できる今のHEROシリーズの原型が出来上がりました。
このようなストーリーでGoProは誕生しました。
「ITバブル崩壊」や「ニック・ウッドマンの柔軟でクリエイティブな発想」がなければGoProは誕生しなかったことでしょう
【関連記事:GoProの歴史とすべて】
まとめ
GoProはニック・ウッドマンの斬新な発想のもと誕生しました。
GoProの登場後、2012年SONY「アクションカムシリーズ」、2014年Panasonic「ウェアラブルカメラ HX-A100」と次々に登場し、「今見ている景色を共有する」というカメラの新しいあり方が浸透していきました。
このアイデアを最初に思いついたニック・ウッドマンは本当に偉大な人だなぁとただただ感心するばかりです。(笑)
GoProはDJIとの競合に負けてドローン事業こそ撤退してしまいましたが、「新しいことをしてユーザーを驚かす」ニック・ウッドマンのクリエイティブな思考はGoProにとって間違いなく何よりも価値があると思います。
そして、僕がGoProを愛用している理由はGoProが「便利」だからというのは勿論のこと、ニック・ウッドマンの「クリエイティブな思考」に魅力を感じたからなんだなと、今回記事を書いてて気付かされました!