
最近GoProを使い始めたんだけど、”PROTUNE”て何?

PROTUNEはプロのような写真を撮るのに欠かせない機能だよ!
GoProではカメラや写真の画面を右から左にスワイプ(滑らせること)すると、PROTUNE(プロチューン)という設定をすることができます。
PROTUNEはカメラ初心者でもGoProで”プロのような写真“を撮れるありがたーい機能です。
今回はGoProユーザーなら絶対に抑えておきたい”PROTUNE”について紹介します。この機会に覚えておきましょう!
- PROTUNEとは何か
- あなたのGoProは対応しているのか?│PROTUNE対応の機種
- 【必見!】シーン別のおすすめPROTUNE設定
この記事の目次
PROTUNEとは
“PROTUNE”とは、一眼カメラのようにISO感度やホワイトバランスなどを変更することができる超有能な機能です。
「PROTUNE」と呼ぶ人もいれば、「PROTUNE設定」と呼ぶ人もいます。
PROTUNEをオフにすると、撮るシーンによってGoProが自動で設定をしてくれます。ですが、オリジナリティーを出したい人やプロのような写真や動画を撮りたい人にとってPROTUNE設定は必要不可欠になります。
GoProのPROTUNEでは主に、”WB”や”ISO”や”シャープ”をシーンにあわせて変更する場合が多くなります。
WB:白のバランスを調整します。
ISO最小:明るさとノイズのバランスの最小値を調整します。
ISO最大:明るさとノイズのバランスの最大値を調整します。
シャッター:シャッターを切るスピードを調整します。
EV修正:画面の明るさを調整します。
シャープ:画面のシャープさを調整します。
オーディオ:RAWデータ作成の有無を設定できます。
PROTUNE:PROTUNEを初期設定にリセットできます。
それでは早速ですが、GoProのPROTUNEの設定項目の詳細を紹介していきます。
カラー
カラーはGoPro、フラットの2種類があります。
初期設定(デフォルト)ではGoProに設定されており、空や海が映える綺麗なカラーになっています。
後ほど編集して、他のカメラと色味を合わせたいならフラットにするのがおすすめです。GoProよりものっぺりしていて、よりナチュラルな仕上がりになります。
WB
WBとはホワイトバランスのことです。
簡単に言うと白のバランスを調整する機能です。
白い被写体に晴天時の太陽があたっている時、夕日があたっている時では、それぞれの白色が異なります。
白いものが白く写るように色の補正をおこなうのがWBです。
WBの数値が低いほど青っぽく写り、逆に数値が高いほど赤っぽく写ります。無機質でクールな印象に仕上げたかったら数値を下げ、暖色で優しい雰囲気に仕上げたかったら数値を上げます。
WBの数値をいじくってみると、色味が変わるので同じ写真でもがらりと印象が変わってきます。
ISO
ISOはカメラが光をとらえる能力を示す値です。
ISOは数値を上げると明るくなりますが、ノイズも増えるためザラつき感も増します。逆に、数値を下げるとノイズが少ない暗めのきれいな写真になります。
勿論シーンによって数値を変更するのが良いんですが、基本は最小100、最大800がおすすめです。
シャッター
シャッターはシャッターを切るスピードを調整します。
シャッターが早ければ早いほど、被写体のブレを少なく撮ることができます。ですが、一瞬の光しか写さないので暗い写真になります。
一方で、シャッターが遅いと、明るく写真を撮ることができます。ですが、撮っている時間が長いのでブレやすくなります。
動きが早いサーフィンなどはシャッター速度を早く、星空などの暗い場所ではシャッター速度を遅くするのがおすすめです。
EV修正
EV修正はISOと若干被りますが、明るさを調整する機能です。
EV修正の数値をを高くすると、明るい写真になります。逆に数値を低くすると、暗い写真になります。
ふんわりした優しさを表現するならプラス、バーなどのムーディーさを表現するならマイナスにするのがおすすめです。
シャープ
シャープは写真のシャープさを設定できます。
初期設定では高になっており、高・中間・低の3段階があります。
ふんわりした雰囲気を出したい人や、こだわりがない人は低がおすすめです。キリッとした雰囲気を出したい人は高がおすすめです。
僕は特段理由がない限り、基本的には低でいいと思います。
オーディオ
オーディオのRAWデータを作成したい場合のみオンにします。
RAWデータを作成すれば、後で編集する際音の調整がしやすくなります。
勿論、オフにしてても映像に音声はあるのでご安心ください。
タイムラプスの動画を使うのが目的の人、InstagramなどのSNSで写真・動画を共有するのが目的の人、GoProの音声データを使用しない人は基本的にオフでオッケーです。
GoProは音が悪いので、基本的にオーディオの機能を活用する人は少ないと思います…
PROTUNE
PROTUNEをタッチすると、初期設定(デフォルト)にリセットすることができます。
色々いじりすぎた時、初期設定で撮りたい時に活躍します。
PROTUNE対応機種
現時点(2018/08/20)でPROTUNEに対応しているGoProの機種は、「Fusion」・「HERO6 Black」・「HERO5 Black」・「HERO5 Session」・「HERO4」・「HERO3+ Black Edition」・「HERO3 Black Edition」・「HERO3 Silver Edition」の8機種です。
割と最近発売された「HERO」は残念ながらPROTUNE非対応です。
PROTUNEのメリット・デメリット
- カメラ初心者でもプロのような写真を撮れる
デメリット
- 撮った写真や動画の容量が大きくなる
- バッテリーの消耗がPROTUNEオフ時よりもほんのちょっと早い
メリット
やはりPROTUNEを設定する最大のメリットは、カメラ初心者でもプロのような写真が撮れることかと思います。
普通に撮影していても面白い動画が撮れるのがGoProの強みですが、プロのような写真が撮れるようになるとなると最強のアクションカメラなのではないでしょうか?
デメリット
PROTUNEを設定することでデメリットが2つほど生じます。
デメリット①が撮った写真・動画の容量が大きくなることです。
通常は、GoProで撮影した写真・動画は、microSDカードに書き込み保存する時に、内部で自動的に色などを調整し、データ量を小さくして保存してくれます。
しかし、PROTUNEを設定していると、撮ったデータをそのままmicroSDカードに書き込み保存するので、どうしても容量が大きくなってしまいます。
データ量は大きくなってしまいますが、PROTUNEオフでは撮れないような魅力的な写真は撮れますし、後編集で色々細かくいじることができます。
デメリット②がPROTUNEオフ時に比べバッテリーの消耗が若干早くなることです。
あなたがスマホを使用している時を想像してもらえるとわかりやすいかと思いますが、iTunesなどで何流そうか眺めているだけよりも実際に音楽を流しているときのほうがバッテリーの消耗は早いですよね?そんな感じです。
何かを得るために何かを失うことは仕方ないですが、PROTUNEをこまめにオン・オフ切り替えることで、デメリットを回避することができます。
【必見!】シーン別おすすめPROTUNE設定
最後に!超おしゃれな写真をInstagramに投稿しまくっている、GoPro Familyの増田太陽(@taiyomasuda)さんが激推ししている”シーン別おすすめPROTUNE設定“について紹介したいと思います。
増田さんはナスDさんやフィアー・ザ・ウォーキング・デッドのニックに似ててイケメンです!
早速、増田さん激推しPROTUNE設定を紹介していきまーす。
日中のおすすめPROTUNE設定
WB:自動
ISO最小:100
ISO最大:400
シャッター:自動
EV修正:-0.5
シャープ:低
日中は太陽が出ていて明るいので、ISOとEV修正値は低めに設定しています。
逆に日中ISOやEV修正値が高すぎると、画面が白くなりすぎて失敗写真になってしまいます。
水中のおすすめPROTUNE設定
WB:5000
ISO最小:100
ISO最大:400
シャッター:自動
EV修正:-0.5
シャープ:低
おそらく、日中の水中ということでのPROTUNE設定だと思います。
あまり深いところに潜らない限りは、ISOとEV修正値は日中と同様の数値でいいかと思います。
夜間のおすすめPROTUNE設定
WB:自動
ISO最小:100
ISO最大:1000
シャッター:自動
EV修正:0
シャープ:低
GoProは夜に弱いので、思い切ってISOの値を上げます。
ISO最大値を上げることによって、光の少ない夜にも対応することが可能です!
まとめ

PROTUNEはGoProユーザーには欠かせない設定だね。

そうでしょ~?PROTUNE設定は超重要なのよ!
PROTUNE設定を使えば、今よりもハイクオリティーな写真・動画が撮影可能になりますので積極的に使ってみてくださいね!